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内科専門医試験の過去問対策|公式問題集の使い方と復元問題の活用法

内科専門医試験の過去問対策|公式問題集の使い方と復元問題の活用法

内科専門医試験の過去問対策を徹底解説。公式過去問題集の入手方法・効果的な解き方から、QB・復元問題の活用法、3周メソッドまで。2026年度第6回試験対応。

iwor編集部
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「内科専門医試験の過去問ってどこで手に入るの?」「公式の問題集だけで足りる?復元問題も解いたほうがいい?」

内科専門医試験は国家試験と違い、試験後に問題が全て回収されるため、過去問の入手が難しい試験です。しかし、どんな試験でも過去問の研究が最も効率的な対策であることは変わりません。この記事では、公式過去問題集の入手方法・効果的な解き方から、市販問題集との使い分け、復元問題の現状と活用法まで、過去問対策の全てを解説します。

過去問で見つけた苦手分野、そのままにしていませんか?iworの問題演習は1クレジットで5問出題、苦手分野を自動判定して「苦手克服モード」で重点出題。通勤中の10分で弱点を潰せます。

内科専門医試験に「公式の過去問」はあるのか

結論から言えば、内科専門医試験そのものの過去問集は存在しません

過去問対策の3つの柱1公式過去問題集内科学会が販売する唯一の公式教材最優先で取り組むべき2復元問題受験者が記憶で再現した問題公式の補完として活用3類似問題集出版社・予備校の予想問題幅を広げたい場合に© iwor iwor.jp

試験問題は当日にすべて回収され、日本内科学会は問題を非公開としています。2024年以降はSNSやインターネットへの問題投稿も厳しく制限される方針が示されており、試験内容の外部流出は今後さらに少なくなると見込まれます。

ただし、内科専門医試験の「原型」となった旧制度の試験については、日本内科学会が公式の過去問題集を刊行しています。これが現時点で最も信頼できる過去問教材です。

公式過去問題集の概要と入手方法

日本内科学会が刊行している「認定内科医試験・総合内科専門医試験 過去問題集」は、第1集と第2集の2冊があります。

過去問・問題集の比較

第1集

2016年度の出題問題から計550題のうち316題を抜粋したものです。認定内科医試験182問と総合内科専門医試験134問が収録されています。解説はほぼありません。価格は税込5,000円です。

第2集

2018年度の出題問題から認定内科医試験190問と総合内科専門医試験144問の計334題を収録しています。第1集と異なり、簡単な解説が付いています。価格は税込6,000円です。

入手方法

一般の書店では取り扱いがなく、日本内科学会のホームページから購入を申し込む必要があります。在庫切れで入手に時間がかかることもあるため、受験が決まったら早めに注文しましょう。

公式過去問の位置づけ

現在の内科専門医試験は旧制度の「認定内科医試験」と「総合内科専門医試験」の中間程度の難易度と公式に説明されています。そのため、過去問題集の認定内科医試験パートは比較的やさしく感じ、総合内科専門医試験パートはやや難しく感じるという声が多いです。

公式過去問はいわゆるプール問題(類似テーマから繰り返し出題される問題)の把握に最も有効です。出題傾向と難易度感を掴むためにも、受験者はほぼ全員が取り組む教材なので、ここで落とすと差がつく という性質の教材です。

公式過去問の効果的な解き方|3周メソッド

公式過去問は「解いて終わり」ではもったいない教材です。3周に分けて段階的に学習することで、知識の定着率を大幅に高められます。

3周メソッドの進め方11周目: 通しで解く時間を測って全問解き、正答率を記録2間違い分析不正解の原因を「知識不足」「読み間違い」に分類32周目: 弱点重点1周目で間違えた問題を中心に再挑戦43周目: 最終確認全問を解いて正答率90%以上を確認© iwor iwor.jp

過去問の効果的な解き方

1周目: 全体把握(1〜2週間)

まずは1問あたり2〜3分のペースで高速で解き進めます。この段階では正答率にこだわる必要はありません。目的は出題範囲と難易度感を体感することです。

わからない問題は考え込まずに飛ばしてOKですが、分野別の正答率は必ず記録してください 。1周目終了時点で正答率の低かった分野が、あなたの重点対策分野になります。1周目の正答率が50〜60%であっても心配いりません。ここからの伸びしろこそが勉強の本質です。

2周目: 弱点補強(2〜3週間)

1周目で間違えた問題を中心に解き直します。ここが最も学習効果の高いフェーズです。

ポイントは、正解の選択肢だけでなく 不正解の選択肢についても「なぜ違うのか」を説明できるようにする ことです。公式過去問は解説がほぼないため、イヤーノート(最新版を推奨)を辞書代わりに使い、周辺知識を調べながら進めます。この「調べる」プロセスが知識の定着に直結します。

合格者の体験談でも、過去問そのものよりも「過去問をきっかけに調べた周辺知識」が本番で役立ったという声は非常に多いです。

3周目: 総仕上げ(直前1週間)

2周目でも間違えた問題のみを解き直します。この段階で残っている弱点は、本番でも落としやすいポイントなので、最優先で潰しましょう。可能であれば時間を計って本番形式で解くと、時間配分の感覚も身につきます。

内科専門医試験は合格率90%前後の試験です。つまり みんなが解ける問題を確実に取る ことが合格の鍵であり、過去問のプール問題はまさにその「みんなが解ける問題」に該当します。

市販問題集との使い分け

公式過去問だけでは問題数・解説ともに不足するため、市販の問題集と組み合わせて対策するのが一般的です。

教材の活用ロードマップ

QBオンライン内科専門医試験

メディックメディアが提供するオンライン問題集です。受験者の情報をもとに専門医が作成・監修した問題が掲載されており、国試対策でQBを使った経験がある方にはなじみやすい形式です。解説が丁寧で、イヤーノート電子版との連携が強みです。Q-Assist(講義動画)とのセットは44,000円(税込)です。

公式過去問が「出題傾向の把握」に適しているのに対し、QBは 「知識の補強と理解」 に適しています。両者を組み合わせることで効率的に対策できます。

Quick Check(イヤーノート付録)

イヤーノートに付属する一問一答形式の問題集です。各領域・項目のポイントが箇条書きで整理されており、苦手分野の知識チェックに便利です。全分野を網羅する時間がない場合は、1周目で正答率の低かった分野だけ重点的に取り組む方法が効率的です。

教材の詳しい比較は「内科専門医試験おすすめ参考書・問題集ランキング」でまとめています。

THE内科専門医問題集 Ver.2(医学書院)

全3巻で約600問を収録した臨床問題集です。「日本版MKSAP」を目指して作られた問題集で、最新のガイドラインとエビデンスに基づく良質な臨床問題が揃っています。WEB版が付いておりスマートフォンからも学習可能です。臨床問題は内科専門医試験全体の約60%を占めるため、臨床問題対策として有効です。

ただし問題数が多いため、公式過去問とQBを優先したうえで余裕があれば取り組むのが現実的です。

CareNeTV バーチャル模試

CareNeTVが毎年配信する模擬試験形式の動画教材です。2025年版は全180問で、本番と同レベルの問題を症例問題・画像問題・連問を含む形式で出題しています。各科専門医による解説動画付きで、倍速視聴にも対応しています。本番前の力試しとして活用する受験生が多い教材です。

復元問題の現状と活用法

復元問題とは

復元問題とは、試験を受けた受験者が記憶をもとに問題を再現したものです。過去にはSNSやブログで共有されることがありましたが、近年は日本内科学会がSNS・インターネットへの問題投稿を厳しく制限しています。現在、復元問題は著作権上の理由からも入手が困難になりつつあり、一部がnoteなどで有料販売されている状況です。

復元問題の注意点

復元問題はあくまで受験者の記憶に基づくものであり、原文どおりの再現ではありません。解説もなく、精度にばらつきがあります。公式過去問やQBのような体系的な教材の代わりにはなりません。

効果的な活用法

復元問題を使う場合の最も有効な方法は、問題そのものを暗記するのではなく、出題されたテーマを把握して、そのテーマの周辺知識をイヤーノートやガイドラインで調べる という使い方です。「こういうテーマが出るんだ」という情報を得ることに価値があり、個々の問題の正答を覚えること自体にはあまり意味がありません。

復元問題や過去問で弱点を発見したら、すぐに演習で潰すのが鉄則です。iworの問題演習なら疾患ごとの5択問題をスマホでサクサク解けるので、過去問で見つけた苦手テーマをピンポイントで繰り返し演習できます。

過去問だけで合格できるのか

「公式過去問だけで合格できるか?」という問いに対する率直な回答は「厳しい」です。公式過去問は認定内科医試験と総合内科専門医試験の問題であり、現在の内科専門医試験の出題とは形式も内容もやや異なります。

ただし、公式過去問 + QBオンラインの組み合わせを2〜3周すれば合格ラインに十分到達できる というのが多くの合格者の共通した見解です。教材の数を増やすよりも、限られた教材を完璧にするほうが得点力に直結します。

過去問やQBで弱点が明確になったら、iworの問題演習で集中的に潰しましょう。苦手分野を自動判定し、苦手克服モードで重点的に出題してくれるので、「何を優先して復習すべきか」を自分で考える手間が省けます。J-OSLERの進捗管理(ダッシュボードで120症例・56疾患群・29病歴要約を一覧管理)と試験対策を1つのアプリで並行できるのも、試験直前期にはありがたい機能です。

勉強スケジュールの立て方や教材の選び方は「内科専門医試験の勉強法」で詳しく解説しています。勉強の開始時期に迷っている方は「内科専門医試験の勉強はいつから始める?」も参考にしてください。

領域別の出題傾向と対策のヒント

過去の試験や復元情報から、領域別に以下の傾向が指摘されています。

消化器: 画像問題(内視鏡写真、造影CT)が頻出。肝炎ウイルスの治療適応、炎症性腸疾患のガイドライン改訂点は要チェックです。

循環器: 心電図の読影問題は毎回出題されます。心不全のステージ分類と治療薬の選択、新しいガイドラインの変更点を確認しましょう。

内分泌・代謝: 糖尿病治療薬の使い分け、甲状腺疾患の鑑別は定番テーマです。最新の糖尿病治療ガイドラインの変更点も出題されやすい分野です。

呼吸器: 胸部画像問題に加え、COPD・喘息の治療ステップアップが頻出。肺癌の分子標的薬に関する最新情報も出題範囲です。

血液: 末梢血塗抹標本の画像問題、造血器腫瘍の分類と治療が中心です。苦手意識を持つ受験者が多い分野ですが、基本的な疾患を確実に押さえれば得点源になります。

腎臓: 電解質異常の問題は計算を要するものが多く、時間がかかりやすい分野です。CKDのステージ分類と治療方針を整理しておきましょう。

神経: 画像診断(MRI)と神経診察所見の組み合わせ問題が多いです。脳血管障害の急性期治療は必須テーマです。

膠原病・アレルギー: 各疾患の診断基準は暗記必須です。SLE、関節リウマチ、血管炎の分類と治療を横断的に整理すると効率的です。

感染症: 起因菌と抗菌薬の選択が王道テーマです。最新の抗菌薬適正使用の考え方やガイドラインの変更点も出題されます。

総合内科: プライマリケアの視点からの問題が多く、日常臨床をしっかり行っていれば対応できるものが多い分野です。

苦手な領域がどこか自分で把握できていない場合は、iworの問題演習で全領域をひと通り解いてみてください。苦手分野を自動判定してくれるので、限られた勉強時間をどの領域に集中すべきかが一目でわかります。

これらの領域別対策の詳細は、今後の記事で各領域ごとに解説予定です。

よくある質問(FAQ)

公式過去問題集は最新版を買うべきですか?

第1集と第2集の両方を購入することを推奨します。第2集のほうが新しく解説も付いているため、まずは第2集から取り組み、余裕があれば第1集にも着手しましょう。

国試の問題集は内科専門医試験対策に使えますか?

一定の効果はあります。出題範囲は大きく重複しており、直近の国試問題には最新のトピックが含まれているため、知識のアップデートに活用できます。ただし、内科専門医試験は国試よりも臨床実践に即した問題が多い点に注意が必要です。

セルフトレーニング問題集は必要ですか?

内科専門医取得後の生涯学習を念頭に置いた問題集であり、内科専門医試験をはるかに超える難易度です。試験対策としてはオーバーワークとの声が多く、公式過去問やQBを優先すべきです。時間に余裕がある場合のみ検討してください。

WEB内科塾は試験対策に有効ですか?

1,600問超の臨床問題を収載しており、内容の質は高い教材です。ただし問題数が非常に多いため、公式過去問やQBを完了した後の追加教材として位置づけるのが現実的です。

過去問はどのくらいの頻度で同じ問題が出ますか?

完全に同一の問題は出ませんが、同じテーマ・同じ知識を問う問題は繰り返し出題されます(いわゆるプール問題)。過去問で問われた疾患や治療法の周辺知識を固めておくことが重要です。

まとめ

内科専門医試験の過去問対策は、公式過去問題集(第1集・第2集)を軸に、QBオンラインで知識を補強する のが王道ルートです。教材を広げすぎず、同じ問題集を2〜3周して完璧にすることが合格への最短距離です。

復元問題は入手が困難になりつつありますが、出題テーマの把握には有用です。ただし公式過去問やQBの代わりにはなりません。

過去問やQBで発見した苦手分野は、iworの問題演習(苦手克服モード搭載・1クレジット5問)でスキマ時間に潰しましょう。ダッシュボードでJ-OSLER進捗も一元管理できるので、試験対策とJ-OSLER対策を並行して進められます。

J-OSLERの症例登録や病歴要約と試験対策の両立に悩んでいる方は、「J-OSLER進捗管理の方法」や「J-OSLERが間に合わない!巻き返し戦略」も参考にしてください。


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