J-OSLER e-Learningの受講方法と修了証の取得|共通講習を効率的にクリア
J-OSLERの修了要件である共通講習(医療倫理・医療安全・感染対策)をe-Learningで受講する方法を解説。内科オンデマンドの登録手順、受講の流れ、修了証の反映方法、年間スケジュールまで網羅。
「e-Learningってどこから受講するの?」「院内講習会だけで足りる?」「J-OSLERに反映されない…」
J-OSLERの修了要件には、症例登録・病歴要約・JMECCに加えて 共通講習(医療倫理・医療安全・感染対策)の受講 があります。院内講習会だけでは受講機会が限られるため、日本内科学会が提供する e-Learning を活用するのが効率的です。この記事では、e-Learningの受講方法から修了証の取得、J-OSLERへの反映までを解説します。
iworのダッシュボードなら、e-Learningを含むすべてのJ-OSLER修了要件の進捗をひと目で確認できます。「共通講習があと何回足りないか」が一瞬でわかります。
共通講習とは|修了要件における位置づけ
共通講習は、J-OSLERの 修了要件5「プログラムで定める講習会受講」 に該当します。以下の3分野から、 ** 年2回以上** 受講する必要があります。
3年間の専門研修で 計6回以上 が目安です。3分野を均等に受ける必要はなく、同じ分野を複数回受講しても構いません。ただし、3分野すべてを少なくとも1回は受講する ことが望ましいとされています。
受講方法は2つ
- 院内講習会: 所属病院が開催する講習会に参加する
- e-Learning: 日本内科学会の内科オンデマンドで受講する
院内講習会は開催時期が限られ、当直や外来と重なると参加できないことがあります。 e-Learningなら24時間いつでも受講可能 で、確実に受講数を確保できます。
e-Learningの受講方法|内科オンデマンド
ステップ1:内科オンデマンドに登録
e-Learningは 内科オンデマンド(日本内科学会が運営する学習プラットフォーム)で受講します。
- 内科オンデマンドにアクセス
- 日本内科学会の 会員番号 でログイン(初回は新規登録が必要)
- 「共通講習」カテゴリから受講したい講座を選択
注意: 内科オンデマンドの利用には日本内科学会の会員であることが必要です。まだ入会していない場合は、先に日本内科学会への入会手続きを済ませてください。
ステップ2:講座を受講する
各講座は 動画形式 で、1講座あたり 30分〜60分 程度です。
- 途中で中断しても、続きから再開できる
- 倍速再生には対応していない場合が多い
- 動画視聴中に確認テスト(設問)が挟まれる講座もある
ステップ3:修了テストに合格する
動画視聴後、 修了テスト が表示されます。
- 講習内容に基づく選択式の問題
- 合格ラインは講座によって異なる(多くは 正答率80%以上)
- 不合格の場合は再受験が可能
- 合格すると 修了証(PDF) がダウンロードできる
J-OSLERへの反映方法
e-Learningを修了しただけでは、 J-OSLER上に自動では反映されない 場合があります。
反映の仕組み
- 内科オンデマンド経由の受講: 日本内科学会の会員番号で紐づいているため、原則として 自動的にJ-OSLERに反映 される
- 院内講習会の受講: プログラム管理者(または施設の事務局)が手動でJ-OSLERに入力する必要がある
反映されない場合の対処法
e-Learningを受講したのにJ-OSLERに反映されない場合は、以下を確認してください。
- 修了テストに合格しているか: 動画視聴だけでは修了扱いにならない
- 会員番号が正しいか: 内科オンデマンドとJ-OSLERで異なるアカウントを使っていないか確認
- 反映までのタイムラグ: 受講後、J-OSLERへの反映に 数日〜1週間 かかることがある
- プログラム管理者に連絡: 上記を確認しても反映されない場合は、プログラム管理者またはJ-OSLERヘルプデスクに問い合わせる
効率的な受講スケジュール
おすすめの受講タイミング
共通講習は 後回しにしがち ですが、3年目に慌てて受講するのは避けたいところです。
- 専攻医1年目: 2回以上受講(院内講習 + e-Learning)
- 専攻医2年目: 2回以上受講(3分野をバランスよく)
- 専攻医3年目: 2回以上受講(不足分があれば優先的に)
年度の早い時期(4〜6月)に1回目を受講 しておくと、年度後半に余裕ができます。e-Learningなら時期を選ばないので、「今日1時間だけ」で1回分を消化できます。
院内講習会との組み合わせ
院内講習会が年に数回開催される施設では、院内講習会で1回、e-Learningで1回というパターンが効率的です。院内講習会の開催予定をチェックし、参加できない場合はe-Learningで補完しましょう。iworのダッシュボードで講習受講状況と症例進捗を一括管理すれば、「今年あと何回受ければいいか」がすぐに把握できます。
e-Learningの費用
内科オンデマンドの共通講習は、1講座あたり 2,200円(税込) です。年2回受講する場合は年間4,400円の費用がかかります。
施設によっては研修費として精算できるケースもあるため、事務局に確認してみましょう。院内講習会は無料で受講できるため、費用を抑えたい場合は院内講習会を優先し、参加できなかった分をe-Learningで補完するのが経済的です。
よくある質問(FAQ)
Q. e-Learningだけで共通講習の要件を満たせますか?
はい、e-Learningだけでも共通講習の受講要件を満たすことが可能です。院内講習会への参加は必須ではなく、内科オンデマンドのe-Learningで年2回以上受講すれば要件をクリアできます。ただし、プログラムによっては院内講習会の参加を推奨している場合もあるため、指導医に確認してください。
Q. 同じ分野を何度受講しても1回ずつカウントされますか?
はい、同じ分野(例:医療安全)を複数回受講しても、それぞれ1回としてカウントされます。ただし、同じ講座を同年度に2回受講しても2回とカウントされない 場合があるため、異なる講座を選ぶのが安全です。
Q. e-Learningの受講はスマホでもできますか?
可能です。内科オンデマンドはPC・タブレット・スマートフォンのブラウザから利用できます。ただし、動画の視聴と修了テストの回答が必要なため、安定したネットワーク環境での受講をおすすめします。
Q. 初期研修中にe-Learningで共通講習を受けても認められますか?
原則として、J-OSLERの修了要件として認められるのは 専門研修開始後 の受講実績です。初期研修中に受講したe-Learningは、J-OSLERの共通講習としてはカウントされない可能性があります。プログラム管理者に確認してください。
Q. 修了証はどこからダウンロードできますか?
修了テストに合格後、内科オンデマンドの 「受講履歴」 または 「修了証一覧」 ページからPDF形式でダウンロードできます。J-OSLERへの反映は自動で行われますが、証拠として修了証のPDFは保存しておくことをおすすめします。
よくある失敗3パターン
J-OSLERのe-Learning(共通講習)で専攻医がはまりがちな失敗を3つ挙げます。
❶ 修了テストを「あとでやる」と先延ばしして未完了のままにしてしまう
動画は視聴したが修了テストを後回しにして放置してしまい、受講記録がJ-OSLERに反映されないケースです。e-Learningの受講カウントには動画視聴+修了テスト合格の両方が必要です。視聴したその日にテストまで完了させる習慣をつけましょう。
❷ 同じ分野を繰り返し受講して要件を満たしたと思い込む
「医療安全を3年連続で受けたから6回になった」と思っていても、要件は「医療倫理・医療安全・感染対策の各分野を年2回以上」です。同じ分野だけを繰り返しても他分野の不足は補えません。3分野をバランスよく受講し、年度ごとにどの分野を何回受けたかを記録しましょう。
❸ J-OSLERへの自動反映を信じて確認を怠る
e-Learningを受講した後、数日〜1週間程度でJ-OSLERに反映されますが、稀に反映されないことがあります。受講から2週間経っても反映が確認できない場合は、内科オンデマンドのサポートに連絡しましょう。修了証のPDFは必ず保存しておくことで、万一の際の証拠になります。
まとめ
J-OSLERの共通講習(医療倫理・医療安全・感染対策)は年2回以上の受講が必要で、3年間で計6回が目安です。日本内科学会の内科オンデマンドでe-Learningを受講すれば、24時間いつでも自分のペースで受講でき、J-OSLERにも原則自動反映されます(反映まで数日〜1週間かかる場合があります)。院内講習会と組み合わせて、早めに受講数を確保しましょう。
J-OSLERの修了要件全体についてはJ-OSLER修了要件を完全解説で、JMECCについてはJMECCとは?とJMECC申し込み方法で解説しています。進捗管理の方法はJ-OSLER進捗管理の方法を参照してください。
iworのダッシュボードでe-Learningの受講状況を含む全修了要件を一元管理すれば、「どの講習があと何回必要か」が一目でわかります。修了認定に向けて計画的に進めましょう。