【2026年版】糖尿病・内分泌内科サブスペシャルティとJ-OSLER
糖尿病・内分泌内科のサブスペシャルティ(糖尿病学会・内分泌学会専門医)の取得要件とJ-OSLERとの両立方法を解説。症例の集め方、研修施設の選び方、試験対策まで。
「糖尿病・内分泌内科に進みたいが、J-OSLERとサブスペをどう両立する?」「糖尿病専門医と内分泌専門医はどう違う?」
糖尿病・内分泌内科は、糖尿病・甲状腺疾患・副腎疾患・下垂体疾患など多彩な疾患を扱う内科の重要サブスペシャルティです。この記事では糖尿病専門医・内分泌専門医の取得フローとJ-OSLERとの両立方法を解説します。
💡 iwor で内分泌代謝・糖尿病の疾患群進捗を管理して、J-OSLER修了とサブスペ研修を計画的に進めましょう。
糖尿病・内分泌内科サブスペシャルティの2資格
糖尿病・内分泌内科に関するサブスペシャルティ資格は主に2つあります。
両方の専門医を取得する医師も多く、糖尿病専門医と内分泌専門医のダブル取得がキャリア上の強みになります。
取得の基本要件(2026年時点)
糖尿病専門医(日本糖尿病学会)
- 日本糖尿病学会の認定教育施設での研修
- 糖尿病患者の診療経験(症例数・種類の要件あり)
- 糖尿病専門医試験の合格
内分泌専門医(日本内分泌学会)
- 日本内分泌学会の認定施設での研修
- 内分泌疾患の診療経験(各疾患種の症例記録)
- 内分泌専門医試験の合格
詳細な要件は毎年改定されるため、日本糖尿病学会・日本内分泌学会の公式サイトで最新情報を確認してください。
J-OSLERで内分泌代謝・糖尿病症例を集めるポイント
J-OSLERの16疾患群には「内分泌・代謝疾患」が含まれています。専攻医期間中から意識的にこの疾患群の症例を集めましょう。
集めやすい内分泌代謝の症例
コモンディジーズとして日常臨床で豊富に経験できる疾患群です。
- 糖尿病関連:2型糖尿病の血糖コントロール・DKA(糖尿病性ケトアシドーシス)・HHS(高浸透圧高血糖状態)
- 甲状腺疾患:バセドウ病・橋本病・甲状腺クリーゼ
- 副腎疾患:原発性アルドステロン症・副腎皮質機能低下症・褐色細胞腫
- 下垂体疾患:先端巨大症・クッシング病・尿崩症
内分泌症例の病歴要約を書くコツ
内分泌疾患の病歴要約では以下が重要です。
必ず記載する内容
- ホルモン値の推移:血糖・HbA1c・TSH・FT3・FT4・コルチゾール等の変化
- 画像所見:甲状腺超音波・副腎CT・下垂体MRIの所見
- 負荷試験の結果:GTT・副腎機能検査・成長ホルモン試験等
詳細は内分泌・代謝疾患の病歴要約の書き方を参照してください。
💡 iwor の病歴要約テンプレートには内分泌疾患版も収録。ホルモン検査値の記載漏れを防いで差し戻しを減らしましょう。
研修施設の選び方
試験対策のポイント
糖尿病専門医試験
試験は筆記(MCQ)が中心です。以下の分野を重点的に対策しましょう。
- 糖尿病の分類・診断基準:特に1型・2型・MODY・二次性糖尿病の鑑別
- 血糖管理目標・薬物療法:各薬剤の機序・禁忌・使い分け
- 急性合併症:DKA・HHSの診断と治療
- 慢性合併症:三大合併症のスクリーニング・ステージング
内分泌専門医試験
- 甲状腺疾患:バセドウ病・橋本病の診断・治療、甲状腺クリーゼ
- 副腎疾患:原発性アルドステロン症・クッシング症候群の診断
- 下垂体疾患:先端巨大症・プロラクチノーマ・尿崩症
取得後のキャリア
糖尿病・内分泌専門医の需要は非常に高く、以下のキャリアパスがあります。
- 外来クリニック・開業:生活習慣病・糖尿病管理(最も需要が高い)
- 大学病院・総合病院:希少内分泌疾患・研究
- 糖尿病療養指導:多職種チームのリーダー
- 産業医・検診機関:生活習慣病予防
特に開業を考える医師に最もおすすめのサブスペシャルティの1つです。
まとめ
以下の4点を押さえて、糖尿病・内分泌内科専門医の取得を計画的に進めましょう。
- 糖尿病専門医と内分泌専門医の2資格があり、ダブル取得が強みになる
- J-OSLERの「内分泌・代謝疾患」疾患群を専攻医期間中に意識的に集める
- 糖尿病外来・内分泌専門外来が充実した施設を選ぶ
- 開業志望者に特に向いているサブスペシャルティ
よくある質問
Q. 糖尿病専門医と内分泌専門医はどちらを先に取るべきですか? 糖尿病専門医の方が需要が高く取得しやすい傾向があります。まず糖尿病専門医を取得してから内分泌専門医を目指すのが一般的なルートです。
Q. J-OSLER修了後すぐにサブスペシャルティ研修を始められますか? 内科専門医取得後から認定研修施設での研修が開始できます。取得見込みの段階から研修施設への相談を始めておくとスムーズです。
Q. 糖尿病内科の症例はJ-OSLERで豊富に集まりますか? 2型糖尿病はほぼ全ての施設で経験できます。1型糖尿病・内分泌希少疾患は施設によって差があるため、プログラム選びの際に確認しましょう。
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