💊 薬剤ガイド
周術期ステロイドカバー
ストレスレベル別ヒドロコルチゾン補充量(文献転記)
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周術期ストレスカバー
HPA軸抑制リスク評価
高リスクPSL ≥ 20mg/日を3週間以上
中リスクPSL 5〜20mg/日を4週間以上
低リスクPSL < 5mg/日 or 使用3週間未満
高リスククッシング徴候あり(任意の用量)
HPA抑制リスク上昇夕方以降の投与(デキサメタゾン含む)
軽度ストレス
例: 鼠径ヘルニア修復、大腸内視鏡、軽度の発熱性疾患
用量ヒドロコルチゾン(HC)25mg/日(通常の朝用量のみ)
期間当日のみ
💡 追加補充不要の場合も多い。通常用量を確実に内服させる。
中等度ストレス
例: 開腹胆摘、人工関節置換、血管手術、肺炎入院
用量HC 50〜75mg/日(分2〜3)
期間1〜2日間 → 速やかに通常量へ漸減
💡 術当日朝にHC 50mg iv → 術後8時間ごとにHC 25mg iv × 24〜48h。
重度ストレス
例: 心臓手術、肝切除、Whipple手術
用量HC 100mg iv → 50mg q8h(150mg/日)(参考情報)
期間2〜3日間 → 1/2ずつ48hで漸減
💡 ※敗血症性ショックへのステロイドは別の適応(SSC 2021: NE≧0.25μg/kg/min含む昇圧薬依存性が持続する場合にHC 200mg/日が使用されることがある)。周術期ストレスカバーとは目的が異なる。
⚠️ 掲載情報は下記文献の転記であり、正確性は保証しません。必ず原典をご確認ください。
参考文献
• Liu MM, et al. Corticosteroid perioperative stress dosing. Med Clin North Am. 2022.
• Hahner S, et al. Adrenal insufficiency. Lancet. 2021.
• 日本内分泌学会「副腎クリーゼ含む副腎皮質機能低下症の診断と治療に関する指針」2021.
• ACR/EULAR ステロイド性骨粗鬆症ガイドライン 2022.
• 日本呼吸器学会「ニューモシスチス肺炎の予防に関する指針」