MELD スコア
MELD Score
末期肝疾患の重症度評価。肝移植の優先度決定に国際的に使用。
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必須項目
例: 2.5
例: 1.2
例: 1.5
MELD 3.0 追加項目(任意)
例: 138
例: 3.2
ビリルビン・クレアチニン・INRを入力してください
⚠️ 医療上の免責事項
本ツールは医療従事者の臨床判断を補助する目的で提供しています。 診断・治療の最終判断は必ず担当医が行ってください。 計算結果の正確性について保証するものではありません。
MELDスコアとは
MELD(Model for End-Stage Liver Disease)スコアは、末期肝疾患患者の短期予後を予測するために開発された連続変数スコアです。 2002年よりUNOS(全米臓器配分ネットワーク)で肝移植の優先順位決定に採用されています。 ビリルビン、クレアチニン、PT-INRの3つの客観的検査値から算出され、6〜40点の範囲を取ります。
計算式
MELD = 10 × [0.957 × ln(Cr) + 0.378 × ln(Bil) + 1.120 × ln(INR) + 0.643]
※ 各値の下限は1.0。透析患者はCr = 4.0。スコアは6〜40の範囲にクランプ。
MELD 3.0(2022年改訂版)
2022年にUNOSが採用した改良版です。従来のMELDでは女性が低く評価される傾向がありましたが、 MELD 3.0では性別補正(女性+1.33)、血清Na、アルブミンを追加し、より公平な臓器配分を実現しています。 Na・Alb・性別を入力すると自動的にMELD 3.0も表示されます。
スコアと予後の目安
≤9点:3ヶ月死亡率 1.9%。外来経過観察。
10-19点:3ヶ月死亡率 6.0%。移植の適応を検討開始。
20-29点:3ヶ月死亡率 19.6%。移植リスト登録を推奨。
30-39点:3ヶ月死亡率 52.6%。緊急移植を検討。
40点:3ヶ月死亡率 71.3%。最重症。
よくある質問
Q. 透析患者のクレアチニン値はどう扱いますか?
週2回以上の透析を受けている場合、またはCVVHDを施行した場合はCr = 4.0として計算します。 MELD 3.0ではCr = 3.0がキャップ値として使用されます。
Q. Child-Pugh分類との違いは?
Child-Pughは3段階のカテゴリ分類で臨床判断に適しますが、主観的要素(脳症・腹水)が含まれます。 MELDは客観的検査値のみで算出される連続変数のため、移植の優先順位決定など公平な比較に優れています。
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参考文献
- Kamath PS, et al. A model to predict survival in patients with end-stage liver disease. Hepatology. 2001;33(2):464-470. PMID: 11172350
- Kim WR, et al. MELD 3.0: The Model for End-Stage Liver Disease Updated for the Modern Era. Gastroenterology. 2021;161(6):1887-1895.e4. PMID: 34481845
- Wiesner R, et al. Model for end-stage liver disease (MELD) and allocation of donor livers. Gastroenterology. 2003;124(1):91-96. PMID: 12512033