CHA₂DS₂-VASc スコア
CHA₂DS₂-VASc Score
心房細動における脳卒中リスク評価。抗凝固療法の適応判断に使用。
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CHA₂DS₂-VASc スコア
抗凝固療法は不要(低リスク)
⚠️ 医療上の免責事項
本ツールは医療従事者の臨床判断を補助する目的で提供しています。 診断・治療の最終判断は必ず担当医が行ってください。 計算結果の正確性について保証するものではありません。
CHA₂DS₂-VAScスコアとは
CHA₂DS₂-VAScスコアは、非弁膜症性心房細動(NVAF)患者における脳卒中・全身性塞栓症のリスクを評価するスコアリングシステムです。 CHADS₂スコアを拡張し、より詳細なリスク層別化を可能にしました。 ESC・AHAガイドラインで抗凝固療法の適応判断に推奨されています。
抗凝固療法の推奨
0点(男性)/ 1点(女性のみ): 抗凝固療法は不要
1点(男性)/ 2点(女性): 抗凝固療法を考慮(DOAC推奨)
≥2点(男性)/ ≥3点(女性): 抗凝固療法を推奨(DOAC推奨)
※ 女性の性別ポイント(+1)は単独ではリスク因子とならないため、実質スコアから1を引いて判断します。
CHADS₂との違い
CHADS₂スコアは5項目で簡便ですが、低〜中リスク層の識別が不十分でした。 CHA₂DS₂-VAScは血管疾患・年齢65-74歳・女性を追加し、特に「CHADS₂ 0-1点」の患者をより精密に層別化します。 現在の国際ガイドラインではCHA₂DS₂-VAScが標準です。
よくある質問
Q. DOACとワルファリン、どちらを選ぶべきですか?
NVAFではDOACが第一選択です。ただし、機械弁・中等度以上の僧帽弁狭窄症ではワルファリンが必須です。 腎機能(CCr)に応じてDOACの種類・用量を選択します。
Q. HAS-BLEDスコアが高い場合、抗凝固は中止すべきですか?
いいえ。HAS-BLEDスコアが高いことは抗凝固中止の理由にはなりません。 出血リスク因子の是正(血圧管理、不要なNSAID中止等)を行いつつ、抗凝固を継続することが推奨されます。
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参考文献
- Lip GY, et al. Refining clinical risk stratification for predicting stroke and thromboembolism in atrial fibrillation using a novel risk factor-based approach. Chest. 2010;137(2):263-272. PMID: 19762550
- Hindricks G, et al. 2020 ESC Guidelines for the diagnosis and management of atrial fibrillation. Eur Heart J. 2021;42(5):373-498. PMID: 32860505
- 2024 JCS/JHRS Guideline on Pharmacotherapy of Cardiac Arrhythmias. Circ J. 2024. 日本循環器学会/日本不整脈心電学会.